珪酸塩鉱物系
Spurrite 日新
スパー石 
  炭酸珪酸カルシウム鉱物
Ca5(SiO4)2(CO3) 単斜晶系
この標本は布賀西露頭で採集された特有の紫色を成すもので、紫色の濃さは産地随一の個体。希塩酸に浸すと方解石より緩やかな発泡が起き、やがてジェリー状に分解される。
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Spurrite 日新
青色スパー石 
  炭酸珪酸カルシウム鉱物
Ca5(SiO4)2(CO3) 単斜晶系

布賀では紫色以外、少量であるが青色のスパー石も産出した。
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Bicchulite 世新
備中石 
    珪酸アルミニウムカルシウム鉱物
Ca2Al2SiO6・(OH2) 等軸晶系

黒色部分に含まれていて肉眼では観察することができない。
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Gehlenite 日新
ゲーレン石 
珪酸アルミニウムカルシウム鉱物
Ca2(AlSi)O7      正方晶系

ゲーレン石の結晶。
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Hillebrandite 
ヒレブランド石
  珪酸カルシウム鉱物
Ca2SiO3(OH)2  単斜晶系

右側の紫色はスパー石。
Fukalite 世新
布賀石
      炭酸珪酸カルシウム鉱物
Ca4Si2O6(HO)2(CO3)(OH,F)2   斜方晶系
母岩底面の白色部分が本鉱。分析では、スパー石の白色部分の殆どが他の変質物である事が多く、分析に拠って見付け出す以外、肉眼での同定は不可能な超稀産鉱物。 草地先生より頂戴。
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Jennite 日新
ジェンニ石
      珪酸カルシウム鉱物
Ca9H2Si6O18(OH)8・6H2O
             斜方晶系

スパー石母岩を貫く赤矢印上部の半透明な脈に沿い錦糸光沢鱗片状を成す結晶が本鉱。布賀において肉眼鑑の非常に難しい1つ。
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Tobermorite 
トバモリ石
    珪酸カルシウム鉱物
Ca5Si6O16(OH)24H2O 
            斜方晶系

縞状の白色の脈、大江石と良く似るが、結晶全体的に白っぽく冷たく硬い感じがする。
拡大画像で大江石との違いが察して頂けるだろうか。
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Oyelite 世新
大江石   含ホウ素鉱物
Ca10B2Si8O29・nH2O (n=9.5-12.5)

   斜方晶系
矢印縞状の白色の脈、トバモリ石と良く似るが、結晶全体的にクリーム掛り暖かく軟らかい感じがする。拡大画像でトバモリ石との違いが察して頂けるだろうか。
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Clinotobermorite 世新
単斜トバモリ石   含ホウ素鉱物
Ca5Si6(O,OH)18・5H2O 
   単斜晶系
道路際露頭と呼ばれる場所のスカルンや汚染岩を切る幅約1cmの脈として方解石・11Åトベルモリ石に伴い産出。他のトベルモリ石の放射針状結晶とは異なり燐珪石の結晶に似る板状結晶として観察出来ます。
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Afwillite 日新
アフウィル石 
      珪酸カルシウム鉱物
Ca3Si2O4(OH)6    単斜晶系

放射針状結晶を成し、肉眼でも見付け難い鉱物の1つ、蛍光灯より日光下の方が観察し易い。

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Titanaite 
クサビ石
      珪酸塩鉱物
CaTiSiO5      単斜晶系
中央のクリーム色部分が本鉱、汚染岩中より産出点在する暗緑色部分は透輝石。
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Bultfonteinite 日新
バルトフォンティン石

             含フッ素鉱物
Ca2(SiO3OH)F・H2O   三斜晶系

絹光沢白色放射針状結晶、逸見石・ニフォントフ石などに伴って産出、全体的にもやもやした感じがする。
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Kinoite 日新
キノ石
      含銅鉱物
Ca2Cu2Si3O8(OH)4   単斜晶系
中央の青色部分が本鉱、銅とカルシウムから成る鉱物。母岩は方解石、逸見石とよく似るが、色彩と劈開の違い及び産地の違いで容易に区別出来る。
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Foshagite 
フォシャグ石
    珪酸カルシウム鉱物
Ca4Si3O9(OH)2  三斜晶系

白色部分、緑色は加水柘榴石(ハイドログロッシュラー)
Tilleyite 日新
ティレー石 
    炭酸珪酸カルシウム鉱物
Ca5Si2O7(CO3)2 単斜晶系

透明〜白色〜黒色の斑模様と、非常に発達したヘキ開が特徴。スパー石・ゲーレン石などと伴い産出。
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Vesuvianite
ベスブ石 
    珪酸塩鉱物
Ca19(Fe2+,Mn)(AI,Mg,Fe)8A14(F,OH)2(OH,F,O)8
(SiO4)10(Si2O7)4
       正方晶系

中央茶色部分。
Melanite
黒柘榴石 
    珪酸塩鉱物
Ca3(Fe、Ti)2Si3O12
             等軸晶系

全面黒色部分、布賀では加水柘榴石(ハイドログロッシュラー)も産出される。

Diopside
透輝石    
珪酸塩鉱物
Ca(Mg,Fe)SiO6      単斜晶系

全体の暗緑色部分が本鉱、汚染岩中より産出。点在するクリーム色部分はクサビ石。
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Biotite
黒雲母    
珪酸鉛鉱物
K(Mg,Fe2+)3(Al,Fe3+)Si3O10(OH,F)2 単斜晶系

汚染岩中の森本柘榴石・灰チタン石に伴ない、比較的多く産出。
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Grossular
灰礬榴石
 珪酸アルミニウムカルシウム鉱物
Ca3Ai2(SiO4)3 等軸晶系

写真でわ分かり難いが磁鉄鉱中に緑色のやや透明かかった結晶の集合体で産出する。
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Apophyllite 
魚眼石
    珪酸鉛鉱物
KCa4Si8O20(F,OH)8H2O  正方晶系

画像中央の透明な結晶が本鉱、中央上部の白色結晶はベーカー石。
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Prehnite
葡萄石
               珪酸塩鉱物
Ca2Al2Si3O10(OH)2
                    単斜晶系

藤井Coll.
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Xonotlite 
ゾノトラ石 
    珪酸カルシウム鉱物
Ca6Si6O17(OH)2 単斜晶系

白色の繊維状で産出する。
Bakerite 日新
ベーカー石
       含ホウ素鉱物
Ca8B10Si6O30(OH)10    
三斜晶系
中央左側の灰色部分が本鉱。
拡大画像では、コンペイトウに似た緻密な透明もしくは白色のガラス光沢球状結晶が全体的にもそもそとしたまとまりの無い感じで観察出来る。
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Sillenite 超稀産
方蒼鉛石
      含ビスマス鉱物
Bi12SiO20       等軸晶系
ビスマスと珪酸から成る鉱物。
方鉛鉱の形に似た、金属光沢の強い鉱物
赤褐色・黄色・緑と多色、自結晶以外は柘榴石との見分けが付け難いが、草地鉱が伴っている場合は本鉱と疑って注意して観察する事が、ポイント。
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Cuspidine 
クスピディン
       炭酸珪酸カルシウム鉱物
Ca4Si2O7(F,OH)2      単斜晶系

五水灰硼石や逸見石を伴い、薄い結晶質方解石の表面を覆う形で産出。白色針状結晶の集合体を成しています
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Scwtite 
スコート石
       炭酸珪酸カルシウム鉱物
Ca7Si6(CO3)O18・2H2O 単斜晶系

柱状のガラス光沢透明結晶を成し、自結晶は非常に
稀。大江石の脈に伴って産出。
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Stringhamite 日新
ストリンガム石
      含砒素、銅鉱物
CaCuSiO4・H2O       単斜晶系
斑銅鉱・輝銅鉱の金属鉱物脈とカルサイトの接触帯の割れ目または緻密なカルサイト中に、とても鮮やかな青紫色を成した微細な結晶集合体として産出。同じ銅を伴うキノ石の化学組成に似る。

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Baghdadite 日新
バックダット石
      含ジルコニウム鉱物
Ca3(Zr,Ti)Si2O9
                   単斜晶系

紫外線により黄色〜オレンジ色の発光を成す。灰チタン石をともなうことが多く、紫色スパー石中からは今のところ発見されていない。ゲーレン石を多く含むスパー石に、割合多く見付けられる。
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Rankinite 日新
ランキン石 
  珪酸カルシウム鉱物
Ca3Si2O7    単斜晶系

紫色スパー石中の白い霞掛ったキルコアン石中にガラス光沢透明な球状として産出。紫色スパー石を研磨する事で比較的容易に発見出来る。キルコアン石と同質異像を成す鉱物。
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Kilchoanite 日新
キルコアン石 
  炭酸珪酸カルシウム鉱物
Ca3Si2O7      斜方晶系

紫色スパー石中央付近を脈状に貫く白色部分が本鉱。脈中にランキン石を伴い、白い霞状で産出。
ランキン石と同じ化学組成を持ちながら、結晶系を異とする同質異像を成す鉱物。
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硫酸塩鉱物系
Charlesite 日新
チャールズ石 
   硫酸塩鉱物 六方晶系
Ca6(Al,Si)2(SO4)2B(OH)4(OH,O)12 26H2O
石英モンゾニ岩に近接した結晶質石灰岩を切る脈の空隙に、径2〜6oのそろばん玉状六角両錐形結晶あるいは微細な柱状結晶として産出する。
透明・黄・ピンク・白・黒と多色で、ヘキ開面がアフィル石に良く似た放射針状を成すのも本鉱の特徴。
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酸化鉱物系
Perovskite 日新
灰チタン石 
    含チタン鉱物
CaTiO3       単斜晶系
全面暗褐色部分、特にゲーレン石中に伴われて産出する。画像の結晶は1cmを超える非常に稀なもの。
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バックダット石の結晶と共生した画像はこちら。
灰チタン石結晶上部に伴ったピンク色透明な結晶
Morimotoite 世新
森本柘榴石   含チタン鉱物
Ca3TiFe2+Si3O12  等軸晶系

斜方12面体を成した見事な結晶。
灰チタン石と良く似が、
結晶として採取する事は非常に稀である。
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Magnetite
磁鉄鉱
        酸化鉱物
Fe2+Fe3+2O4    等軸晶系
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Hematite
赤鉄鉱   酸化鉱物
Fe2O3     三斜晶系

方解石中に強い金属光沢の鋼灰色をなして産出。
画像中央の白く光る菱面体部分が本鉱。

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Kusachiite 世新
草地鉱   
含ビスマス鉱物
CuBi2O4   斜方晶系

世界新産鉱物、黒色金属光沢の枡形結晶を成す。
結晶上面がやや湾曲した樽形に見えるのも特徴。
岡山大学教授草地 功博士にちなんだ名前。

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Brucite 
ブルース石   
酸化鉱物
Mg(OH)2      六方晶系

坑内より発見され、2002/7に分析結果より本鉱と
分かった標本。
見た目質感共、蝋石様に見え、肉眼鑑定が難しい。
マク゜ネシウムを主体とした鉱物。
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Cuprite
赤銅鉱  
      酸化鉱物
Cu2O         等軸晶系

斑銅鉱・輝銅鉱を伴うカルサイトの風化(酸化)帯に黒銅鉱を伴い、大変美しい赤暗色のスピネル型の結晶が、群晶を成して産出。
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硼酸塩鉱物系
Henmilite 世新
逸見石
      硼酸塩鉱物
Ca2Cu(OH)4B2(OH)8   三斜晶系

元岡山大学教授逸見吉之助博士にちなんで付けられた名前。この標本は布賀鉱山最大級の1.0cm前後の巨晶を伴うもので、結晶サイズ・透明度・光沢共、本鉱中でも特に群を抜く最高品位を誇る標本。
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Pentahydroborite 日新
五水灰硼石
  硼酸塩鉱物
CaB2O(OH)62H2O  三斜晶系
世界でもここ布賀鉱山のみ見られる透明・白色・淡桃色の世界的にも非常に稀れで美しい結晶を成す。
この標本は直径40cm高さ20cmの巨大標本で、表面に最大3.0cmを越す巨晶を無数に群晶した世界最大サイズを誇る標本。
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Hexahydroborite 日新
六水灰硼石
  硼酸塩鉱物
Ca[B(OH)4]2・2H2O
              単斜晶系

無色透明な1mm前後のピラミットの先端をカットした結晶。画像では確認し難いが顕微鏡下では美しい結晶を見る事が出来る。パラシベリア石やシベリア石が水と反応し室温下でも生成される。

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Numanoite 世新
沼野
      硼酸塩鉱物
Ca4CuB4O6(OH)6(CO3)2  単斜晶系
2005年に記載された日本産新鉱物。バルトフォンティン石の針状結晶中に1mm前後の両錐形硼灰石結晶中にアップルグリーンの透明結晶として塁帯し伴う。故岡山大学教授、沼野忠之博士にちなみ付けられた名前。
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Borcarite 日新
硼灰
      硼酸塩鉱物
Ca4MgB4O6(OH)6(CO3)2  単斜晶系
ニフォントフ石に伴って産出。1mm前後の両錐形の緑色半透明ガラス光沢の有る自形結晶を成し、一方の結晶面とその対面には状線が有るが、その他の結晶面には、状線が無い事が特徴。希塩酸には解けにくく、結晶形と色彩で容易に区別出来る。
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Urarubaite 日新
ウラル硼石
  硼酸塩鉱物
CaB2O2(OH)4 
             単斜晶系
一見方解石に良く似るが条線の発達した板状〜柱状の結晶を成し、
ニフォントフ石などに伴って白色もしくは透明な連晶状で産する。一見トパズの結晶に似ているので容易に判別出来る。
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Takedaite 世新
武田石    硼酸塩鉱物
Ca3(BO3)2    三方晶系
方解石の微粒結晶集合体から成る鉱石中に、白〜灰色ガラス光沢の微細な粒状集合体として含まれる。現在までに自結晶は未報告。
スパー石と同じく、希塩酸で発泡する。
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Olshanskyite 日新
オルシャンスキー石
   硼酸塩鉱物
Ca3B4(OH)18    
三斜晶系

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Parasibirskite 世新
パラシベリア石
   硼酸塩鉱物
Ca2B2O5・H2O    
単斜晶系

最上部白色部分が本鉱、下部暗色部分の武田石との接触部分をはしる蛋白色の脈はオルシャンスキー石。
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Nifontovite 日新
ニフォントフ石   
硼酸塩鉱物
Ca3B6O6(OH)12・2H2O    単斜晶系
本鉱は、へき開の発達が特徴。右側標本は、黒銅鉱及び草地鉱の混入の為、黒ずんで見える。
拡大画像は、透明な柱状をした見事な結晶、オルシャンスキー石と判別が非常に難しいタイプのものも有るが、光沢の違いと結晶面の状線で区別出来る。
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Okayamalite 世新
岡山石   
硼酸塩鉱物
Ca2B2SiO7  正方晶系

本邦新産鉱物、赤矢印が示すやや白っぽい部分が本鉱。母岩最下部に画像では見て取れないのが残念だが、数ミリ程度の五水灰硼石が伴っている。
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Sibirskite 日新
シベリア石
   硼酸塩鉱物
CaHBO3     
単斜晶系

純白色部分が本鉱、暗色部分はウラル硼石。
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Frolovite 日新
フロロフ石
       硼酸塩鉱物
Ca[B(OH)4]2      
三斜晶系

母岩全体が本鉱から成る標本。拡大画像は分離単結晶を撮影したもの、ガラス光沢透明な1cm前後の板状結晶で、ニフォントフ石・硼灰石と伴って産出。
本鉱としては、世界最大級の標本で有ろう。
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Inyoite 日新
インヨー石
       硼酸塩鉱物
Ca2B606(OH)10・8H2O      
三斜晶系

2003年に発見された日本新産鉱物、武田石の母岩表面に、ガラス光沢透明な1mm前後のカルサイトヘキ開結晶に似た形で、フロロフ石・ニフォントフ石・硼灰石などと伴って産出。
一見非常に分かり難い鉱物でも有ります。
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Jacquesdietrichite 日新
ジャクスディートリッヒ石
    硼酸塩鉱物
Cu2[BO(OH)2](OH)3     
  斜方晶系
2010年に記載された世界2例目の日本新産鉱物、斑銅鉱・輝銅鉱・硫砒鉄鉱を伴う方解石晶洞の方解石結晶上に、ジョンバウム石・ストリンガム石・ザレシ石・コニカルコ石などと伴って産出。青鉛鉱結晶に似た250μm前後の青色透明柱状結晶として産出。
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硫化鉱物系

Bornite
斑銅鉱  
     硫化鉱物
Cu5FeS4       斜方晶系

銅の含有量63.3%銅の重要な鉱石。
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Arsenopyrite
硫砒鉄鉱    
硫化鉱物
FeAsS      単斜晶系

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Pyrite
黄鉄鉱  硫化鉱物
FeS2      等軸晶系

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Tetrahedrite
安四面銅鉱  
     硫化鉱物
(Cu,Fe,Zn)12Sb4S13  等軸晶系
画像中央の銀白色の金属光沢部分が本鉱で、周囲の点在する茶色の金属光沢部分は斑銅鉱。
方解石中から産出。
四面銅鉱は、アンチモンと砒素を含むものが知られているが、ここのものはアンチモンから成る。
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Chalcocite
輝銅鉱  
     硫化鉱物
Cu2S         単斜晶系
画像中央の銀黒色の金属光沢部分が本鉱で、六角板状結晶が連晶状に成っている。国内ではさほど珍しい鉱物では無いが、結晶としては珍しいもの。
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ハロゲン化鉱物系
Fluorite
蛍石
     含フッ素鉱物
CaF2      等軸晶系

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炭酸塩鉱物
Calcite
方解石
      炭酸塩鉱物
CaCO3       三方晶系
坑内の結晶質石灰岩(大理石)の空晶中より産出。
布賀の方解石は多種多様な形として採集出来る。
画像左上部の標本は特に水晶を思わせる六角柱状結晶を成しているが左下部のヘキ開面で容易に区別出来る。
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Thaumasite 
トーマス石 
      炭酸珪酸カルシウム鉱物
Ca3Si(OH)6(CO3)(SO4)・12H2O
                六方晶系
母岩中央の白色若しくは透明なガラス光沢六角柱状結晶が本鉱。カーン石と伴って産出。チャールズ石と同じくエトリンジャイト系に属する大変稀な鉱物。
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砒酸塩鉱物
Cahnite  日新
カーン石  
     砒酸塩鉱物
Ca2B(AsO4)(OH)4  正方晶系
画像中央の透明ガラス光沢4面体結晶が本鉱、連晶の為見難いが、四面銅鉱の結晶形に似る、砒素からから成る鉱物。
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Johnbaumite  日新
ジョンバウム石
     砒酸塩鉱物
Ca5(AsO4)3(OH,F)  六方晶系
本鉱は、殆どの場合が肉眼鑑定の難しい微細な方解石との集合体だが、画像の様な絹光沢の柱状結晶が少量産した。結晶としては世界的に大変珍しい砒素からから成る鉱物。
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Conichalcite
コニカルコ石
     砒酸塩鉱物
CaCu(AsO4)(OH)   斜方晶系

斑銅鉱・輝銅鉱・黄銅鉱・硫砒鉄鉱を伴う方解石晶洞の方解石結晶上に、鮮やかな緑色透明の特徴的な球状結晶を成す砒素を含む銅の二次鉱物で、布賀のものにはBiを含有します。
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Zalesiite
ザレシ石
     砒酸塩鉱物
CaCu6[(AsO4)2(AsO3OH)(OH)6]・3H2O
            六方晶系
斑銅鉱・輝銅鉱・黄銅鉱・硫砒鉄鉱を伴う方解石晶洞の方解石結晶上に、鮮やかな絹糸光沢青緑色針状の放射状集合結晶を成す砒素を含む銅の二次鉱物で、2008年の日本新産鉱物です。
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