2005/4/29現在、坑口完全閉鎖。
概 要
管理会社『備北粉化工業梶x様の布賀鉱山北西部大原鉱床へ向けての本格的な再開発に伴う市道大曲から布賀鉱山2番坑終点レベルに向けてのボーリング調査も終えた。本年3月末より坑口までの10tダンプ搬入道路拡張の為の測量と簡易整備が行われ、併用して4月末、関係車両の通行を容易にする為、無断立入を防止する為に塞がれていた鉱山入口アーチ前の1t土嚢を取り除き、改めて坑口の鉄骨による完全封鎖が成されました。
経 緯
昨年9月の岡山大学開催の学会巡検を前後し、地元住民より何度となく無断立入している事を耳にしていた所、4月末、備北粉化工業葛Z術開発室様より、岡山大学と岡山鉱物化石研究会事務局へ「未だに無断立入の噂を耳にする。搬入道路拡張整備に併用して、無断立入防止用の安全保安柵を設置しますが、坑内の研究されている鉱物産地の場所を把握して設置しのすので、立会って下さい。」とのご連絡を頂き、大学と研究会事務局の代理人が立会う事と成った。
以下の画像は、安全保安柵を設置後の状況写真です。
また、市道脇鉱山入口より、鉱山入口アーチ前までの駐車場を含む区間も、備北粉化工業蒲lの管理土地と成りますので、無断立入を禁止するとの事です。
今後、期待されている大原鉱床開発に向けての備北粉化工業鰍ニ岡山大学の提携関係が末永く続く事を願うばかりです。

鉱山入口アーチ前の1t土嚢を取り除かれた状態。
画像左下の搬入道路拡張の為の測量杭(BM杭)がま新しい。

4番坑口の鉄骨製安全保安柵。

3重の設鍵がされました。

備北粉化工業蒲lの警告文。

追 記
現在までに「無断立入している。」と耳にしながらも、私自身が実際に目撃した訳で無い為、有る面実感が無かったが、今回立会の代理人の1人として、技術開発室々長他担当者数名を坑内露頭へ案内させて頂き、逸見石晶洞を観察する機会を得た。現場に到着し周囲を見渡せば、ホームセンターのシール付きの二段梯子を包む巨大なナイロン袋が2袋無造作に捨てられており、大量の白色五水灰硼石の破片が散らばっている・・・・・ふと晶洞内を電気で照らし様子を見ると、驚いた事に昨年9月の学会巡検のおりには存在した、あの畳一畳分、高さ50cmも有ろうかと思う巨大な白色の五水灰硼石が全く取り去られ、更に奥へ向け1メートル前後掘り進まれているではないか!
思わず「うわー!ペンタ無くなっている!!」との私の言葉に、技術開発室々長曰く「ペンタって何ですか?誰が取るのですか?」との質問・・・・「日本新産鉱物の五水灰硼石の事です。誰がと聞かれても・・・・ぅぅぅ!当然鉱物マニアしか取りません。」と当り前の返答しか返せず、唯々驚きの余り唖然とするのみ。
少なくとも、岡山大学の研究関係者1人たりとも、あの五水灰硼石を完全に取去る事など「出来ない。」「考えられない。」取り尽すには、かなりの人数と日数が掛かるであろうと想像していただけに「無断立入している。」との噂をつくづく実感させられました。因みに4番坑以外の坑道で現存する鉱物産地は無い事を明記しておきます。  以上
2004/2/8現在の布賀周辺の近況
布賀地区自治体の今後の対応「区長のお話」
以前にも述べましたが、岡山大学と岡山鉱物化石研究会事務局の働き掛けで、地元地権者とも提携体制の確立を進めておりました。先日2月8日に地元自治体の区長との会談の中で、非常に残念な状況に成りつつある事を知りました。現在に至るまでの間、多々問題が発生している事は承知の通りでは有りましたが、昨年一般に知られていない現在地権者より完全立ち入り禁止とされている西露頭と呼ばれているスパー石産地に無断で入り込み、所かまわず転石を叩き、挙句の果ては土地の境界石まで粉々にしてしまったとの事、これだけでは収まらず、他県ナンバー(詳しくお聞きしていますが、ここでは県名は挙げませんが、地元住民らによって、全て記録されているとの事)の採集者らに対し、地権者の許可を取ったのかなどの無断立入りを注意すると、「○○○大学の者だ!!」「自然の物を採集して何が悪い!!」「自分らばかりではない!!」などと、開き直った対応をした為、地権者の方達も「そこまで言うなら、待っとれ!!今、警察を呼んじゃるけー!!」と何度と無く怒鳴ったとの事と聞き及びました。、「口を叩いておいて、怒鳴ればそそくさと逃げ帰る!!」と非常に嘆かれてもいました。同じ鉱物マニアとしてとても恥ずかしい話です。近い将来再開発の予定の鉱山採掘に伴い、岡山大学と岡山鉱物化石研究会事務局としてもスムーズな研究維持を願っており、また地権者様へも巡検の度、許可を頂きながら今日に至りましたが、2月8日時点の地元自治体としての正直な気持ちとして「岡山大学だろうが、研究会だろうが、一般アマチュアだろうが、私ら地権者に取っては皆同じ事で、教育をうたう人間のするべき行動と態度ではない!!」「今後の自治体の対応としては、布賀一帯の山へ無断で入山するものを見付け次第、警察へ通報する。」と非常にきついお叱りを受けました。かろうじて、岡山大学と岡山鉱物化石研究会事務局においては、今後、入山の折は自治体・地権者及び採掘権者への事前報告をする事をお約束し、この日の会談は済ませました。
以上の経緯から、今後布賀周辺の鉱物採集は許可無しでは出来なく成った事を報告致します。非常に残念な事です。
注意事項
布賀周辺の鉱物採集が出来る産地において、地権者のいない場所は無い。
基本的に全面入山禁止、発見または無視した場合は即刻警察へ通報する。
以上、私個人の管理するサイトで、この様な報告をする事は、個人的な誤解を招くのでは、研究会としてのHPを立上げそこで公表したらなどの意見も有りましたが、上記の様なトラブルを同じ趣味家としてどうしても防ぎたい思いから、あえて公表した次第です。常識有る判断をお願い致します。

現採掘権業者『備北粉化工業梶x様からのお願い。

2003/7/10現在の布賀鉱山の近況
布賀鉱山の前採掘権業者『大鳥鉱業梶xが閉山されるまで、『大鳥鉱業梶x・地元地権者様との許可の下岡山大学が研究を進めてきたが、今年に入り閉山後現在の採掘権業者と地権者の許可無く頂上駐車場へ無断に車で乗り込み、坑内に入りゴミはおろか挙句は植林内へ脱糞まで多数していると地元地権者様から指摘を受けた。聞くところによれば全て県外ナンバーの車との事、その様な折、現採掘権業者『備北粉化工業梶x様が、鉱山再開の為のボーリング調査を始めたが、今月(7月)に入り県道大曲の山道より鉱山へ上がったと思われる県外ナンバーの車の鉱物マニア2名の内1名が、原因は不明だが人身事故を起こし下山してきたとの事。詳しくは書けないが、無許可の不法行為により現在までに大小様々な問題が発生している。現在『備北粉化工業梶x様と岡山大学とは、互いに今後の採掘業務の協力と研究の継続許可の良い提携体制が確立されようとしている矢先に発生した非常に遺憾な状況です。その様な状況の中、地元岡山鉱物化石研究会の協力も得、今後の安全管理に付いての具体的な話し合いが持たれました。以下が、その時『備北粉化工業梶x様から示された内容です。

『備北粉化工業梶x技術開発室(鉱山担当) 室 長のコメント
如何なる場合においても鉱山関係者以外は一切入坑禁止(立入禁止)。
如何なる場合においても第三者の入坑許可(立入許可)をしない。
従来の坑道は全面閉鎖し各坑口へ鋼材による侵入防止を設置する。
2003/7/12備北粉化工業竃{社事務所での協議のコメント
無断入坑者は場合によっては刑事告訴も辞さない。
現在有る各坑道は今後一切利用せず新たな鉱脈採掘する予定との事で、万が一無断で立入った場合の事故においても、安全保安管理業者は『備北粉化工業梶xで有る以上、法律的に全て責任を取らなければ成らないと非常に懸念されておられます。
その為、近日中に頂上搬入路から入る4番坑入口の進入防止の仮設土嚢を取り去り、鉄筋による完全封鎖をされ各所へ「立入禁止」の立て看板を設置されるとの事です。

地権者(3名)のコメント
鉱山入口進入路及び広場への立入禁止。
広場(駐車場)周辺のゴミ放置と脱糞禁止。
元鉱山進入路入口及び側道(林道)入口付近の駐車禁止。
頂上からの鉱山進入路及び広場は、鉱山側より地権者様へ借地権を返還され、現在は全く鉱山側の管理土地でありません。その為地権者側の進入防止の処置として、元進入路入口と広場入口2箇所へゲートを設置されています。にも拘らずゲートを外しまた側道より無理やり車両で進入したりと地権者様は非常に困られています。さらに地権者様の中には、植林を生業とされている方もおられ、元進入路入口及び側道入口周辺の車両駐車の為植林作業の妨害が何度も有り、何名かの県外コレクターは厳重注意されたと聞き及んでいます。

お 断 り
この記事を載せるにあたり、『田邊鉱物化石コレクション』管理者個人の営利目的や勝手で行っているのでは無い事を明記しておきます。
あくまで『備北粉化工業梶x技術開発室(鉱山担当) 室 長様より「出来ればホームページへも『立入禁止』を宣伝して頂きたい。」との要望が有りお知らせしている次第です。
近頃「逸見石騒動」に伴い、私個人的な良くない噂も耳に致しますが、少なくともハッキリしておきたい事に現在まで私個人的に無断で入坑出来る場所ではなかった事、岡山大学の研究のお供で入坑は有るが無断入坑は無かったを断言しておきますし、現在までの採集経験で他の常識的に許可を得なければ成らない産地は1度も訪れた事は無くまた訪れない様にして来ました。また巷では出所不明確のあらゆる噂が飛び交っており、挙句は個人名まで出ている始末。ここで改めて注意して頂きたい事は「現在稼業中の現役鉱山」で有る事です。この事も私が”地元人”で有るからこそ言え、また伝える事が出来るとご理解下さい。また岡山鉱物化石研究会としても、現在の状況が沈静し以前の様な業者・地権者・研究者の好意的な関係が回復するまでは、露頭を含めた自由に採集出来る産地も含め布賀全体に「近寄らない」方針でおります。
以上、今後無断で入坑する事の無い様、常識ある行動を取って頂きたく願うものです。
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