オヒルギ(ヒルギ科) Bruguiera gymnorhiza
高さ約10メートル、熱帯では高さ20メートル以上になる常緑の喬木。樹幹にたくさんの皮目がある。長楕円形の葉は先端が尖り、葉の基部もややくさび形。
葉の裏の主脈はやや尖るが、乾燥した葉は著しく尖る。花のがくとがく柄は赤色で、その裂片は11〜12枚。散布体は細長い楕円状で縦に走る浅い溝がある。呼吸根は地表面に屈曲して膝状に飛び出し、屈曲膝根という。
マングローブ湿地の内陸側に発達し、最も広く発達するマングローブで、奄美大島が北限。